人間関係


第二回セミナーが無事に終了しました。20人近い方々に参加していただき、今回もとても楽しいセミナーとなりましたことを心からお礼申し上げます。ゲストスピーカーとしてご自分の経験を交えて色々な気づきを共有していただいた高橋麻貴子さんには本当に感謝しております。大変参考になりました、との感想もいただきとても充実したせセミナーとなりましたのもお忙しい中お時間を作っていただき参加していただいた皆様のお陰です。本当にありがとうございました。

さて、今回のセミナーは「人間関係」をテーマといたしました。ふれいざー7月号と8月号にこのテーマに触れた記事を書かせていただいたのでどうぞご参考になさってください。「人間関係」は私達が常に悩み、喜び、振り回される課題として生活の色んなところに出没するかと思います。かといって、人間関係なしでは人は生きていけません。全くの一人で一生を過ごすことは不可能だからです。では、どうすればどんな人間関係でも今よりうまくやっていけるでしょうか。まず、気づいていただきたいのは、相手と関わる場面、状況でも、実は相手と接する前から自分の反応、言動にいたる下準備は自分が既に整えているということです。つまり、自分に対する相手の言動はあなたが反応するほんのきっかけにしかならないのです。例を出しましょう。仕事で上司に「お前はどうしてミスが多いんだ。どうにかしろ」と言われたとします。あなたはここでどう考えますか。

「またやってしまった。言われる通り、役立たずだ」

「この上司は口が悪い。私のせいじゃなくて別の人のミスのせいで私がミスしたのに」

「私はこの上司に嫌われているに違いない、嫌われてたらここで仕事していくのは辛い」

「ミスが多いといわれても、今回注意されたのは2回目で前回と全く違うミスだったから、しょうがない。次からは気を付けよう。この上司はどうやら私が常にミスしているとでも勘違いしているらしい」

「優しく言ってくれればいいのに、この上司はひどい。なんて性格が悪いんだろう」

「これは間違いだったのか。いい勉強になった。」

実に色んな考えが浮かんでくるのがわかりますか。上司がミスが多いと決めつけたのは、もしかしたら彼が完璧主義でミスをすることを極端に嫌うため人に同じレベルを押し付けている可能性があります。ただ単にこの日はむしゃくしゃしていて、つい大げさな言い方になった可能性もあります。それか部下はきつめに教育する必要がある、との考えでこういう言い方になったかもしれません。つまり彼の色んな考え、その日の気分、性格、習慣などが影響して出た言葉なのです。事実は、あなたがどこかでミスをしたのでそこを修正する必要がある、ということです。あなたが自分の価値を下げる必要はないし、嫌われたと思う必要もなく、彼の言い方には背景に彼の色んな要素が影響してるだけで、彼の取った言動にはあなたは一切責任がないのです。そしてあなたが彼の言葉に反応してしまったのは、これもまたあなたの色んな考え、その日の気分、性格、習慣などが下準備をしてあなたが反応するようにできあがっていたということです。役立たずだ、と自分を責めるのはもしかしていつも自分を責めているからかもしれません。それか、ちょうど立て続けに私生活で失敗することがあってこの上司の言葉が役立たずな自分を再確認する言葉になってしまったのかもしれません。この上司をひどい人だと決めたあなたは、今までに攻撃的な人が周りに多かった経験があるからかもしれません。ただ、彼がどういう言葉で接しても、あなたがどういう反応をしても、事実はあなたが間違った箇所を訂正する必要がある、ということだで、ここでもまた、あなたが彼の言葉に対してどう反応してどう感じたか、というところには上司は一切責任がないということになります。

では、どんな人間関係もうまくやっていくにはどうしたらいいのでしょう。まずは、自分の思考のパターン、感情のパターンに気が付くことです。いつも同じ反応をしていれば、必ずそこに自分の思考のパターンがあります。「いつも嫌味を言われる」と感じていれば、なんてことのない言葉を嫌味に取ることもあります。「嫌味を言われる」と思い込んでいるからこそ、少しでも嫌味らしい感じがするとすぐにそこに目がいくからです。まず、その自分のパターンに気が付きましょう。そして、そのパターンを手放す必要があります。そしてどの人間関係でも、自分らしく行動し、相手に尊敬と思いやりを持って自分の言いたいことを伝えることが大事です。相手に求めることはありません。理解してもらいたい、私の言った通りにしてほしい、こういう態度を取って欲しい、など。ついつい相手に期待しがちですが、人を変えることはできません。そして逆に人にこう思われるから、私はこういう人間だからと思われてるから、世間ではこうしないといけないから、と他人が望むように行動しても、相手にはあなたの言動について一切責任がありません。どうせ自分で100%責任を取らなければいけないのなら、自分の言いたいこと、やりたいことをやってみればどうでしょうか。相手への尊敬と思いやりは忘れずに優しい大人として自分を最優先してみてください。そして目の前の状況、相手の言動は自分の解釈を付け加えず事実のみを受け入れてください。「ひどいことを言われた、私には何の価値もない」ではなく、「相手が怒っている」の事実をまず受け入れてください。怒って感情だけで動く人は自分の解釈、思考のパターン、習慣で動いていることが多いのです。あなたに責任があるわけでもなく、ましてやあなたの価値がこの相手によって下がることは絶対ないのです。そこで、結局相手が自分に伝えたいことは何なのか、どの事実に対して自分は対応する必要があるのか、を考えてください。どの人間関係にも必ず学びや気づきがあります。相手の言動であなたが傷つかないといけない理由は一つもありません。あなたは愛されて当たり前、ここにいて当然の権利を持つとても価値のある人なのです。それは相手とて同様です。一度、すぐに反応してしまう自分を冷静に観察してみましょう。何が理由で反応しているのか?どうして悲しくなるのか?自分のパターンに気づきそのパターンを止める、または変更する。そして相手に期待せず尊敬と思いやりを持って事実のみを受け入れ、自分のやりたいという気持ちを最優先してみてください。人間関係は色んなことを学ばせてくれる最大の修行場です。皆さんが少しずつ自分らしく、心地良く人と接することができますよう、心から願っています。


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